11月17日付けのVNExpressを見ていたら、気になるニュースがありました。
「死んだ鶏2トンを練り物加工施設向けに販売準備」
何日にもわたる監視の後、11 月 16 日の夜、ドンナイ省警察の環境警察局 (PC05) が獣医管理局と連携し、ビエンホア市チャンヤイ区のTran Thi Ngoc Thuong氏(ホーチミン市在住、44歳)の経営する家禽食肉処理場へ突入調査を実施した。
その際、4 人の作業員が 2.3 トンの異臭を放つ死んだ鶏をトラックから床に移しており、これらの鶏は回転式ケージに入れられ羽をきれいに抜き取り出荷されるはずであった。
同施設を保有する、Tran Thi Ngoc Thuong 氏は、同施設の営業許可証及び鶏のインボイス(購入証明の為)を提供できなかったが、ラーガーおよび スイニョーコミューンの女性から死んだ鶏を 4,000 VND/kg で購入し、1 か月以上販売していたと述べ、鶏は処理の後、選別されドンナイ省とホーチミン市で消費されるべく、主に練り物を製造する施設に販売されていた。
私が住み始めた2006年から、中国からトラックで腐った豚肉をホーチミン市の食肉加工業者が購入し、洗浄した後、ひき肉にして肉まん製造業者(胡椒をたくさんふりかけるので腐った肉だとわからなくなるという事でした。)に販売をしていたとか、零細農家のほとんどが農薬を購入するお金が無いのでガソリンを水で薄めてぶっかけている(最近は無いと思いますけど。。。)とか食品関係の恐ろしいニュースを目にする事は多いです。
また、化粧品に関してもボディクリームをベトナムの田舎で訳の分からない原料を使って裸の男たちが製造し、ジャーに「韓国製」とシールを貼り付けた模造品を販売しているとか、食品だけではなく本当に様々な商品で同様のニュースが伝えられています。
この様な状況の為、多くのベトナム人は食品や化粧品、健康食品等に関して安心安全を求める傾向があり、その中でも「日本ブランド」の製品はトップに位置付けられているという事は間違いありませんが、全ての日本商品が売れるという事では無く、既にベトナム市場では多くの日本製品が販売されている為、それらや台頭している韓国製品などとも差別化を図ったり、知名度を獲得する努力をSNS等で行う必要はあると思います。
日本製品をベトナムへ輸出販売しようとすると、まずは「ベトナム市場でどの様な競合製品がいくらくらいでどのチャネルで販売されているか?」等の市場調査や、「ディストリビューターとのビジネスマッチング」、ディストリビューターとの取引が成立した後は、「知名度獲得のためのウェブ・SNS広告施策」や、「オンライン・オフラインでの営業活動」が必要になりますが、弊社では2010年の設立以来多くの日本企業のサポートをしてきた実績がございますので、ぜひお気軽にお問合せを頂ければ幸いです。