ベトナムのEC市場は近年目覚ましく発展しております。

新型コロナ禍の2021年は前年比16%増加、小売売上高全体に占める割合は7.0%となり、2016年時点の3%から、5年間で2倍以上成長しています。

商工省傘下のiDEA(電子商取引デジタル経済局)によると、2022年は、7.8%まで伸びると予測されており、今後もこの傾向が続いて行くと思われます。

EC市場の規模も、2016年時点で約50億USDで有ったのが、2021年には約137億USDと約2.74倍まで成長し、2022年には約164億USDまで成長する事が予測されています。

また、EC利用者数は、2016年3,270万人から、2021年5,460万人と、1.67倍に増え、インターネット利用率は、2016年54.2%から、2021年73.0%と、18.8%増加しております。

ベトナムでのECサイト作成代行サービス

この動きに連動して、昨今ベトナムにおいてECサイトを作成し商品販売を行う企業が増加しており、MAI INTERNATIONALでは、2007年よりベトナムで様々な商品の販売を行ってきた経験を活かし、「ベトナムでのECサイト(自社ECショップ、大手モール内ECショップ)作成代行」を行っております。

 

◆展開するECサイトの種別は?

ECサイトには、「大手モール内ECショップ」「自社ECショップ」と、大きく分けて2種類が存在しますが、「大手モール内ECショップ」は、日本であれば、楽天市場、Amazon等に相当する、LAZADA、SHOPEE、TIKI等の大手モール内にECショップを作成するというやり方ですが、「自社ECショップ」に関しては、独立したドメインで運営するショップという事になります。

 
※LAZADA(同社ウェブサイト参照)
◆「自社ECショップ」と「大手モール内ECショップ」のどちらが良い?

簡単に始められるのは、「大手モール内ECショップ」で、既に存在するモール内に出店する事になる為、ドメインを取得したり、サイトの構築を行う等の手間が省ける場合もありますし、アクセス解析機能や様々なマーケティングプログラムを大手モール自体がサポートメニューとして持っている為、専門知識が無くとも集客・販売分析などを行う事ができます。

しかし、実際に購入した顧客情報に関しては、全てが開示されるというわけではなく、それらはモール側の資産になる為、出展者側への情報提供は限定的になる事が多いので注意が必要です。

それら顧客情報を全て収集したいという場合は「自社ECショップ」がおすすめです。実際、ベトナムではテレセールスも重要なので、顧客リストを自社の物として管理したいというお客様は多いです。

※SHOPEE(同社ウェブサイト参照)

また、商品の見せ方や、サイト全体のデザインにこだわりがあり、会社やブランドのブランディングに利用したいという場合も、「自社ECショップ」となるケースが多いです。

「大手モール内ECショップ」の場合、デザインは各モールのルールに従う必要がありますので、独自性を出す事が難しいので、「自社ECショップ」であれば、手間と費用が「大手モール内ECショップ」よりも掛かりますが、自社のブランドイメージに沿ったサイトが構築可能です。

この様に、「大手モール内ECショップ」と「自社ECショップ」は違いがありますので、実現されたい目標設定を行い、それに合ったものを選び展開される事をお勧めいたします。

もちろん、両方作ってどちらも注力するという選択肢もあると思います。

※TIKI(同社ウェブサイト参照)
◆「自社ECショップ」開設方法は?

「自社ECショップ」を開設する際に考えられるのは大きく分けると、「フルスクラッチ」「オープンソース(Wordpressなどを利用)」「ショッピングカートASP(Application Service Provider)のサービスを利用する」が考えられると思いますが、費用を抑えて展開したい場合、「ショッピングカートASPのサービスを利用する」事がお勧めです。

ベトナムで有名な「ショッピングカートASP企業」としては、「HARAVAN」が考えられますが、既に5,000社以上にサービスを提供しており、ウェブサイト内に代表的な顧客を記載している事から、AEON、Vietjet、Abbott、Nestle、Lorealなど、世界的なブランドもこのサービスを利用している事がわかります。

※HARAVAN(同社ウェブサイト参考)

「フルスクラッチ」は、既存のシステムやソフトウェアを使わず作っていく手法の為、全て自分の思う通りにサイトを作り上げる事ができますが、多くの人的コストと時間がかかります、また、「オープンソース」の場合、プログラミングされたソースコードを利用してサイトを構築する手法で、ブログやホームページを簡単に作成できるWordPressなどが有名ですが、設計図がある中で自分でアレンジをしながらサイトを構築していくイメージですが、ECサイトを作る際に様々なプラグインを入れる為、保守が結構大変になる事もあります。

「ショッピングカートASP企業」のサービスを利用する場合、クラウド上でECサイトを構築するイメージなので、サーバーを設置する必要もなく、彼らが用意したフォーマットに沿って必要な情報を入力していくという作業にな為、工期も短く費用もかなり抑えて構築する事が可能な為、ベトナムで初めて自社のECサイトを構築する場合はこの方法がお勧めです。

もちろん、既に決まっているフォーマットを利用する為、決められた範囲の事しかできず、細かくECサイトのカスタマイズを行う事は難しいので自由度は高くないという部分もございます。

【MAI INTERNATIONALのECサイト構築サポート】

弊社では、「大手モール内ECショップ」「自社ECショップ」の構築サポートを行っており、お客様のご要望に応じて提案をさせて頂いております。

前述させて頂いた様に、ベトナム市場でのECサイト構築が初めてという事であれば、「ショッピングカートASPを使った自社ECショップ」もしくは、「大手モール内ECショップ」が費用も抑える事ができ、工期も早くお勧めです。

自社でデザイナーを抱えておりますので、バナー作成や画像処理等などを提供させて頂き、商品情報に関しては右の動画の様に地味な作業になりますが、弊社のスタッフが担当をさせて頂きます。

もっとも時間がかかるのはこの商品をアップする部分であり、全ての写真を適切に処理し、頂いた各商品の製品情報をベトナム人にわかりやすい様に正しいベトナム語翻訳を行った後、入力していきます。

もちろん、ただ掲載しただけでは売上はなかなか上がりませんので、FacebookやGoogle広告運用、インフルエンサーマーケティングなどのマーケティング支援も行っておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。