東南アジア各国で価格比較ウェブサイトなどを運営するipriceが発表しているベトナム国内のECプラットフォームのレポートによると、ベトナムのEC市場において、月間訪問者数1位はシンガポール資本の「Shopee」で以下、ベトナムNo.1モバイル販売チェーンで携帯電話販売店・家電量販店・スーパーマーケット、ドラッグストアを合計3,300店舗運営しているMobile World社の「The Gioi Di Dong(Mobile World)」、2010年設立でベトナム電子商取引の先駆けともいえる「Tiki(JDが投資)」、2011年にドイツのロケットインターネット社が設立し現在は中国のアリババが運営する「Lazada」、国営大手インターネットプロバイダーであるFPT社が運営する「Sendo」と続いており、6位はMobile World社が運営する「Dien may XANH」であるため、実質これらの5社がBIG5と言える状況です。また、現在「Tiki」と「Sendo」が合併交渉をしており、その動向が注目されています。

また、アフィリエイトマーケティングも盛んになりつつあり、日本企業のインタースペース社の現地法人が10万以上のパブリッシャーを抱え最大のシェアを持っており、現地企業のVTM社が展開する、Civi.comと二大巨頭となっていると言われています。

日本からベトナムのマーケットプレイス型のECサイトに出店を行う際は、グローバルアカウントを取得する必要があり、各社取得要件が異なり現状は開設が困難(一部サイトは不可能ではない)であるため、現実的にはベトナム側にローカルアカウントを保有するディストリビューターや小売業者を見つけ、それらと取引をする必要があるという点をご留意頂ければ幸いです。また、ベトナムではまだ越境ECサイトが定着しておらず、「通関の複雑さや不透明さ」、「代引き支払いの多さ」、「キャンセル率の高さ」などが原因として挙げられています。

現実的なフロー

弊社では、ローカルアカウントを保有するディストリビューター探しのサポートも行っておりますが、相手側のベトナム企業が必ずしも日本側で考えている商品販売方法を取ってくれるとは限らず、また商品理解度が低くうまくPRできないという場合もあります。

その様な場合、下記の図の様に関連トレーディング会社である、MAI Trading Service社が日本企業の商品を委託販売の形式輸入し在庫を持ち、ベトナムのECサイト上で販売するサポートも行っております。(支払い条件は消化仕入れですが、通関する為、所有権は輸入時に受け入れ側に移る事をご留意ください。)

商品を輸入する際に、カテゴリーにより(化粧品・食品関連・医薬品など)、各SKUの「品質開示手続き」を行う必要が有りますが、手続きは弊社で代行させて頂き、掛かる費用を日本側にご負担いただいております。また、「品質開示手続き」に必要な各書類を日本側から提供頂いております。

MAI Trading Service社から日本側への支払いは、毎月販売数量を報告させて頂き、売れた分を海外送金するという流れです。

契約期間終了後は、着払い条件で在庫を日本に返品もしくは、処分費用を日本側にご負担頂き、また売れなかった在庫の輸入時に掛かったVATや輸入税を含む輸入経費もご負担いただいております。(インコタームズによります。)

EC代理販売フロー

ベトナムのEC市場は盛り上がっていますが、何でも売れるという事ではなく、様々な問題点もございます。

この様に、色々な問題が存在するのも事実であり、出品する為に様々なコストが掛かる為、出品前に市場調査を行う事をお勧めしております。

その際には、前述のEC代理販売により当初は少量を輸出してみて様々なマーケティングを行い商品の市場性を判断するという方法もご検討頂ければと思います。

詳しくは、「EC通販」でご紹介をしておりますので、ぜひご覧ください。