この記事のポイント
- 1/16、ソンラUn Ninhで130人が新しい校庭を使用
- 自壊式トイレ等を整備、支援額は200百万+10百万ドン
- 2021年以降13校を新設、2025年は約220校・40tyドン超
ソンラ国境のUn Ninh分校で完成引き渡し、130人超が「新しい校庭」へ
ベトナムでは都市部を離れるほど、教育インフラや衛生設備の不足が“日常の困りごと”として残りがちです。2026年1月16日、ソンラ省の国境地域にあるPTDTBT小中学校チエン・クオン校のUn Ninh分校で、改修工事の完成引き渡しが行われました。モン族・シンムン族を中心とする130人超の児童が、雨の日のぬかるみや晴れの日の粉じんに悩まされていた校庭から、平らなセメント校庭で走り回れる環境に変わったと報じられています。
整備されたのは、①自壊式(浄化槽型)トイレ、②セメント校庭、③基準に沿った手洗い場です。希望基金(Quỹ Hy vọng)と企業による「Trường em thay áo mới(学校が新しい服に着替える)」プロジェクトの一環として実施され、支援額は企業200百万ドンに加え、労働組合から10百万ドンが拠出されたとされています。
ベトナムの学校衛生支援が示す継続的なコミットメントとは
ESGの「S」を、健康と就学継続の“同時達成”で語れる
学校側は、古いトイレが自壊式ではなく、水や手洗い設備も不足していたことが児童の健康に影響していたと説明しています。トイレ・手洗いは、ESGの「S(社会)」の中でも、健康・衛生という分かりやすい成果に直結します。さらに校長が、新設備を「精神的な贈り物」と表現した点は、ハード整備が“就学の継続(踏みとどまる)”にも効きうることを示しています。つまり同じ施策で、健康と学習環境の両方を一体で説明しやすいのが強みです。
教育分野の全体像を押さえたい場合は、ベトナムの制度背景としてベトナムの大学受験(高校卒業試験)も併せて確認すると、教育政策と現場課題の距離感がつかみやすくなります。
「何を整えたか」が明確だと、説明責任と追加協賛に強い
本件は、トイレ・校庭・手洗い場と、成果物が具体的で第三者にも伝わりやすい設計です。加えて、引き渡し式典でのメッセージ発信や、防寒着・本棚・玩具などの寄贈が行われた点は、地域との接点を増やしやすい運用例と言えます。“寄付で終わらせない”ためには、①完成物、②運用(使い方)、③発信(式典・レポート)の3点セットで組むほど、社内外への説明が安定します。
「自壊式トイレ・手洗い場・セメント校庭」整備計画
報道では、手洗い場の新設に加えて、児童に手洗い手順を実地で案内する場面も紹介されています。設備を作るだけでなく、利用定着まで含めて“衛生習慣”に踏み込んでいるのがポイントです。希望基金はソンラ省で2021年以降、13の学校拠点を新設し、衛生関連工事を多数アップグレードしてきたとされます。さらに2025年は、困難校約220校を対象に総額40億ドン超で継続して更改する計画が示されています。
いかがでしたでしょうか。ベトナムではまだまだ都市部とは大きな差がありますが、このように郊外での発展も進んできています。
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出典:VnExpress「Điểm trường biên giới Sơn La ‘thay áo mới’ đón Tết」(公開:2026年1月18日)