「フリーランサー」検索が伸長、若手人材の価値観が変化

この記事のポイント

  • Googleトレンドで「フリーランサー」関連キーワード上昇
  • 「自分の時間をコントロールしたい」
  • イベント、デザイン、マーケティングなど幅広い領域

ベトナムで「8時間オフィス離れ」が起きている理由

ベトナムでは、決まった時間にオフィスへ通う働き方に魅力を感じにくくなった若者の間で、フリーランス(独立型の働き方)への関心が高まっています。現地メディアのコラムでは、時間・場所の柔軟性や「自分で選ぶ感覚(主体性)」が支持される一方、収入の不安定さや自己管理の負荷も大きい点が紹介されました。

検索関心の上昇:「フリーランサー」への注目が増えている

同報道は、Googleトレンドの調査として、ベトナムにおける「フリーランサー」関連キーワードの関心度が2025年3月末〜2026年3月末にかけて高水準で推移し、旧正月(テト)後にピークが見られたと伝えています(※報道ベース)。フリーランスは一部の職種だけでなく、イベント、デザイン、マーケティングなど幅広い領域で「選択肢として当たり前化」しつつある、というのが肌感としても近いところです。

当事者の声:自由・主体性が魅力、ただし不安定さは現実

報道では、固定の勤務時間を離れ「自分の時間を自分でコントロールしたい」という若手の声が紹介されています。興味のある案件を選べる、複数クライアントで経験値が増える、といったメリットは確かに大きいです。

一方で、案件数や単価により収入がぶれやすく、精神的な負荷が上がりやすいことも指摘されています。専門家コメントとしても「完全な自由というより、1人の上司から複数のクライアントへ移るだけ」と表現されており、現場感のある指摘です。

制度面の前提:ベトナムの労働時間・雇用と「業務委託」の境界

まず前提として、ベトナムの労働法(2019年労働法典)では通常労働時間は1日8時間・週48時間を超えない範囲が基本とされています。企業側が外部人材を活用する際、実態が雇用に近づくと、労務リスク(社会保険や労働条件を含む論点)が出てきます。

企業が気をつけたい「実質雇用」リスク

フリーランサー活用でありがちな失敗は、指揮命令・勤務時間固定・評価が社内社員と同じなど、運用が雇用に寄ってしまうケースです。外注であれば「成果物・納期・品質」を軸に設計し、働く場所・時間は原則として本人裁量に寄せるなど、契約と実務運用を揃えるのが基本になります。

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※本記事は公開時点の情報をもとにした一般的な解説です。最新の調査結果・制度・解釈は必ず関係当局や専門家にご確認ください。