皆様、ベトナムのメインの交通手段と言えばどの乗り物を連想しますか?

   車 ②自転車 ③バイク

正解は③のバイクです。

ベトナムは二輪大国として知られており、二輪車の販売台数は中国、インド、インドネシアに次いで世界第4位となっています。一方、自動車は二輪車と比べると普及率は低く、ベトナムでは二輪車(バイク)の普及率が156%なのに対し、四輪車(自動車)は5%に留まっております。

そんなバイク大国ベトナムですが、近年EV市場が急速に成長しています。政府の環境保護政策や公共交通の改善の一環として、EVの普及が促進されており、都市部の交通渋滞問題や石油価格の上昇などの要因もあり、EVの需要を押し上げています。

ベトナム発の自動車メーカー「ビンファスト」をご存じでしょうか。日本ではまだ知名度がほとんどありませんが、実はここ数年で世界的に名を上げてきている注目メーカーです。すでに東南アジアではトップのメーカーとして君臨し、アメリカにも進出することが決まっています。

ホーチミン市内にも、ビンファストのタクシーを目にすることができます。

実際私もビンファストに乗車してみましたが、中は広く、走行中の音は静かで、快適でした。車内モニターもカッコイイです!!

現在、ベトナムにはいくつかのEVメーカーやブランドが進出しており、市場には異なる価格帯やモデルのEVが存在しています。また、中国からの輸入車や欧州やアメリカのメーカーのEVも販売されています。

 

ベトナムのEV市場の成長には、まだ課題もあります。充電インフラの整備やバッテリー技術の改善、価格の高さなどが挙げられます。しかし、政府のサポートや需要の増加により、ベトナムのEV市場は今後も成長することが予想されます。

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