みなさん、ホーチミンに動物園がある事はご存じでしょうか?

ホーチミン市の1区、グエンビンキーム通りとレズアン通りの交差点に、「Thảo Cầm Viên Sài Gòn(ホーチミン動植物園)」という動植物園があり、様々な動物を見る事ができます。

サイゴン動植物園は、1864 年 3 月 23 日に設立されたのですが、設立当初は「植物園」でした。当時のインドシナ総督であるピエール ポール デ ラ グランディエールの「文化保護とインドシナ地域の化学研究活動に貢献する。」という理念の下、フランス軍の獣医であったルイ・アドルフ・ジェルマン氏により、ティ・ゲ運河の北東にある 12 ヘクタールの荒れ地を拡張し、動物飼育と植物育成を開始し、1865年には、インド、タイ、ラオス、カンボジアなどの近隣諸国から多くの種類の希少動植物を輸入、20ヘクタールへ拡大しました。

※参照:ホーチミン動植物園ウェブサイト

2006年に、初めてここに行ってみたのですが、その頃はあまり整備されておらず、動物もまばらで、やたら鹿が多い(今も多い)なと感じました。

また、虎の檻がかなり貧弱(グラグラしている印象)、像の柵がかなり低いなど、動物たちが今にも飛び出してきそうな感じで、他の動物園では味わえないスリルを堪能できる貴重な場所でした。

今回、土日に何も予定が無かったので、久しぶり(16年ぶり)に家族で行ってみようという事になったのですが、以前のイメージしかなかったので妻に提案されたときは、おもわず「子供を連れて行っても大丈夫かな。。。」と思ってしまいました。

グエンビンキーム通りは良く通る道なので、いつも入り口は横目で見ていましたので到着しても以前と特に変わった印象は無いなと思ったのですが、中に入ってしばらく歩いてみると。。。

「昔と全然違う。。。」と感じました。

最も以前と違う点は、人の多さでした。

16年前に訪問した時は、日曜日だったのですが全くといっていいほど人がいなかったのですが、今は大混雑でした。

ライオンや虎の檻もしっかりとした構造に変更されており、ゾウやキリンもかなり近くで見る事ができ迫力満点です。(柵も安定感があります。)

それ以外にも、クマや様々な熱帯地域に生息する野鳥や蝶など多くの種類の動物を鑑賞でき、入園料も大人(身長1.3m以上)50,000VND、子供(1m~1.3m)30,000VNDと格安の上、1m以下の子供は無料です。

 

また、遊園地の様なスペースもある為、動物鑑賞に飽きても乗り物で遊ぶことができるので、一日たっぷりと楽しむ事ができます。

遊園地スペースに関しては、入園料と別に乗り物に乗る時に毎回チケットを購入するシステムになっていますが、ほとんどの乗り物が安価に設定されていますので、旅行者の方でもベトナムドンの現金残高をあまり気にすることなく乗りまくる事ができるのではと思います。

今回、16年ぶりに訪問をして、以前の記憶にあるサイゴン動植物園と全く違う現在の姿を確認する事ができ、もちろんタイ・マレーシア・シンガポールなどと比較すればまだまだだと思いますが、改めて「ベトナムは経済成長著しい国なのだな。」と感じました。

皆様も、ホーチミンへお越しの際は中心地から徒歩でも十分行ける便利な立地に有りますので、ぜひ「サイゴン動植物園」をご訪問ください。