みなさん、外国の結婚式についてどんなイメージをお持ちでしょうか?

先日ベトナム人の友人の結婚式に参加してきましたが、ベトナムの結婚式は日本とは大きく異なり、驚かされることがたくさんあります。本日はベトナムの結婚式についてご報告させて頂きます。

 

【マーケット規模】

ベトナムの毎年の婚姻組数は約50万組で、ウェディングマーケット規模は約15億ドル程度と一般的に言われています。ベトナム人は家族や友人との関係を大切にするため、披露宴の招待客は平均300人程度と日本に比べて盛大に行われます。披露宴の費用は約5,000ドル程度からが相場のようです。

 

【結婚の平均年齢】

ベトナム統計局の調査によると、結婚する平均年齢は女性が23.1歳、男性が27.2歳となっていますが、ホーチミン市などの都市部では平均年齢があがっており、経済成長や女性の社会進出に伴い、今後も晩婚化が進んでいくと予想されています。

 

【結婚式の流れ】

それでは、結婚式の様子を見ていきましょう。まず結婚式は基本定刻通り行われません。受付開始時刻に行っても誰も来ていません。座席表もありませんので、会社や家族、友人グループで空いているテーブルに固まって座ります。

式のイベントとして、親族紹介やケーキカット、シャンパンタワーなどが行われますが、式の序盤で早々に終了し、その後は参加者のカラオケ大会、乾杯×乾杯の壮絶な飲み会が始まります。披露宴のお開きの時刻も決まっておらず、頃合いを見て各自好きなタイミングで帰るという感じで何とも自由です。

 

【ドレスコード】

参加者のドレスコードは特にありません。男性は短パン、ポロシャツ、ジーパンなど普段着と変わらない姿で出席される方も多いです。女性はドレスやアオザイを着る方が多いですが、なんと女性が白いドレスを着るのもOKです。日本では花嫁さん以外の白ドレスはご法度ですよね、間違いなく修羅場になります。(元カレへの腹いせに元カノが純白のドレスを着て結婚式に参加するという恐ろしいドラマを昔見た記憶がありますが、、、笑)

 

【ご祝儀相場】

ご祝儀は500,000VND(約3,000円)が相場になります。会社の社長や上司の場合は1,000,000VND(約6,000円)包むこともあります。

日本と違ってご祝儀袋を準備する必要はなく、頂いた招待状の封筒に入れて当日持参します。

 

【結婚式の印象】

日本の結婚式は、花嫁や友人スピーチ・生い立ちムービー・サプライズなど感動する場面が多いですが、ベトナムはカラオケや乾杯で大騒ぎして楽しむ、というイメージになります。初めてベトナムの結婚式に参加した時は、結婚式の違いに驚きましたが、こういう結婚式も楽しくて良いものです。(2日酔いによる翌日のダメージは凄いですが、、、笑)

 

海外でビジネス展開するには、現地の慣習や文化を理解することが大切になります。MAI Internationalでは、市場調査や現地の実情を踏まえたマーケティング、戦略策定が可能です。ぜひ、お気軽にお問合せ頂ければ幸いです。