ベトナム人は全員が指紋付きのIDカードを所有しているのですが、去年ICチップ付きIDカードに順次変更される事が明らかになり、2021年7月までに5,000万枚の発行を目標に掲げています。

2016年より、従来の紙製のもの以外に、プラスチック製のバーコード付きIDカードも発行されていますが、今回のチップ付きIDカードは記録できる情報量がバーコードの物よりも多くなるという事です。

本日、4月7日のVNExpressで、ICチップ付きIDカードの発行状況が発表されました。

全国63の省・市の公安省・局はICチップ付きIDカード発行に関する申請書類を1,500万件以上受領し、4月上旬の時点では、目標5,000万枚の30%に達しており、タインホア省、ハイズン省、タイビン省、ナムディン省、ダックノン省、ビンフック省、バッカン省などの一部地域では目標を上回っているとの事です。

しかしながら、特に国境地域にある省などの遠隔地では、電話の電波が無い場所も多く、全国データベースへのアクセスができずICチップ付きIDカードへの交換および検証ができない状況にあるようです。

また、一部地域ではインフラ(送電線)の問題から公安省からコミューンレベルの公安局への情報共有の為の接続ができていないという事も問題になっています。

ベトナム政府は、2020年3月6日、首相決定第749/QD-TTg「2025年までの全国デジタルトランスフォーメーションプログラム、2030年までのオリエンテーション」を承認し、DXに関する2025年までの基本目標、2030年までの方向性を発表し、2025年までに、「デジタル政府」・「デジタル経済」・「デジタル社会」の形成、「グローバル能力を備えたデジタル企業育成」の目標を掲げており、今後、前述の様な遠隔地でのインフラ問題も徐々に解決されていくものと思いますが、私が居住しているホーチミン市ではあまり通信インフラの問題を切実に感じる事が無い為、このニュースを見て改めて大都市と地方都市には格差がまだまだあるのだなと感じさせられました。

参考写真:VNExpress(2021年4月7日)