商工省傘下のiDEA(電子商取引デジタル経済局)及びVECOM(ベトナム商取引協会)によると、ベトナムのEC市場規模は、2015年約40.7億USD、2018年約80.6億USDと高い成長を維持しており、2019年および2020年の成長率が30%で推移した場合、2020年中に市場規模は130億USDに達すると発表しました。

米国のコンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが発表した調査結果によると、2025年におけるベトナムのEC市場規模は244億USDと、東南アジアで最も急速な成長率であり、その規模はインドネシアに次いで2番目となる見通しとの事でした。

2018年時点で、EC販売は小売業売上高の4.2%とまだそれほど高い数字ではないですが、今後の成長が期待されている有望な市場だと言えます。

また、ベトナムのインターネット人口は、世界のインターネット利用者数を公開しているInternet World Statsの報告によると、68,541,344人(2019年6月末)で、これは総人口の70.3%にあたります。(iDEA発表(2018年):60%)

商工省傘下のiDEA(電子商取引デジタル経済局)が発表した、「ベトナム電子商取引白書2019」において18歳未満(2%)、18歳以上~25歳未満(46%)、26歳以上~35歳未満(38%)、36歳以上~45歳未満(12%)、45歳以上(2%)のベトナム人消費者に対してEC関連の様々なインタビューが行われました。このインタビュー結果は非常に興味深いもので、ベトナム人のインターネット使用頻度や習慣、ECへの興味などがわかります。


また、政府の方針で2014年頃までFacebookなどSNSへのアクセスに規制がかけられていたのですが、現在は取り払われていると言える状況であり、Facebookを中心としたSNSサービスの利用率が高いことが特徴です。情報通信省によると2019年時点でSNSの利用者は6000万人強とされ、インターネット人口から類推する利用率は100%に近く、メッセンジャーアプリでは地場サービスZALOが4500万ユーザーを誇り、FBメッセンジャーと並び主流です。

次回は、ベトナムEC市場の主要プレーヤーなどの情報をアップさせて頂きます。

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