この記事のポイント
- 2026年正月休み終了の1日前、ハノイへ早帰りが増加
- 1月3日午後から、ハノイ環状3号線で長い渋滞が発生
- 1日早帰りの交通集中で日系の配送・出張は渋滞前提に要注意
ハノイ環状3号線(Vành đai 3)が渋滞した発端
ベトナムでは西暦(新暦)の年始にも連休が設定され、連休最終日を待たずにハノイ環状3号線(Vành đai 3)で大きな渋滞が発生しました。
2026年の西暦新年休暇がまだ1日残っている段階で、多くの人が予定を早め、1日前倒しでハノイへ戻ることを選択しました。こうした「早帰り」が一気に重なった結果、1月3日午後にはハノイ環状3号線の広い区間で車の流れが滞り、長い渋滞が確認されています。
渋滞が物流・出張・通勤に与える実務リスク
ベトナムではテト正月(旧正月)が最も大きな休暇ですが、西暦新年も短い連休となるケースが多く、都市部から郊外・地方への移動、その逆の帰京が集中します。今回のように、休暇がまだ終わっていないうちから「早めに戻ろう」と判断する人が一定数いると、その日が実質的なピークになることがあります。
つまり、「連休最終日が一番混むはず」という固定観念だけでは、実際の渋滞発生日を読み切れない可能性があります。特に、学校や職場の開始日程、家族の予定などが影響し、「1日早く戻る」流れが強まると、今回のような前倒し渋滞が起きやすくなります。
ハノイ環状3号線は、市内中心部と郊外、さらには周辺省とのアクセスを担う重要な幹線道路です。工業団地方面や空港方面への移動に利用されることも多く、物流・通勤・出張のすべてが依存していると言っても過言ではありません。
今回の渋滞は午後の時間帯に発生したと報じられており、「夜間や早朝だけが危ない」とは限らないことが示されました。同じ日であっても、時間帯によって道路負荷が大きく変わり得る点は、企業の移動計画を組むうえで押さえておきたいポイントです。
「休み最終日より前に戻る」移動パターンが示すハノイの交通リスクの捉え方
出張者や来客の移動にも、環状3号線の渋滞は直接的な影響を与えます。ハノイ・ノイバイ空港から市内、あるいは工業団地への移動時間が通常よりも延びると、
– フライトに間に合うかどうかのギリギリの綱渡りになる
– 工場視察や商談の開始時間が後ろ倒しになる
– 1日で複数訪問するスケジュールの実行が難しくなる
といった問題が発生します。連休前後のアポイントは、移動に軽めのバッファを入れる、午前中・夕方に訪問を詰め込みすぎない、といった工夫が求められます。
今回の事例で重要なのは、「連休最終日=渋滞のピーク」という前提が必ずしも当てはまらないという点です。
休暇があと何日残っているかだけで混雑ピークを判断してしまうと、実際の渋滞発生日を見誤る可能性があります。今回のように、まだ1日休みが残っている段階で前倒し帰京が集中すると、そのタイミングで道路負荷が急激に高まります。
同じ「帰る」という行動でも、
– 家族の予定
– 職場や学校の開始日
– 政府による休暇日程の決定タイミング
といった要素で、人々の動く日がずれることがあります。その結果、企業が想定していた「この日が一番混むはず」という読みと、実際の混雑日がずれてしまうのです。
ハノイの渋滞、移動の予定がある場合は余裕を持って
今年の西暦新年連休は、政府による休暇日程の決定が直前になったこともあり、人々の移動が読みにくかった側面もあったと考えられます。そのなかで、前倒しの帰京が起点となり、ハノイ環状3号線で長い渋滞が発生しました。
ハノイは平常時でも渋滞が多く、一度道路が詰まると、短い距離の移動でも大きく消耗してしまいます。今後、テト正月を迎えるにあたっては、今回の事例を参考にしつつ、
– 連休最終日だけでなく、「少し早めの移動」が集中しそうな日
– 午後以降の時間帯
にも注意を払いながら、移動や配送計画を立てていただければと思います。
ハノイ在住の方、これからハノイ・北部への出張を予定されている方は、特に連休前後の渋滞にお気をつけください。
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