経済成長とともに変化していくベトナムで、大学生インターンがホーチミン市に滞在中にトレンドや新しい発見をご紹介していきます。
商業施設「Landmark 81」でマシンを発見
みなさん、カラオケはお好きですか? ストレスの多い現代人にとってカラオケはストレス発散の有効なツールで、日本では一人カラオケの需要が高まっています。一方でベトナムで「カラオケ」というと、女の子が付くなど夜の娯楽というイメージがありますが、ショッピングセンターやショッピングモールに行けば、写真のようなブース型のカラオケマシンで「ヒトカラ」を楽しむことができます。防音は充分なので歌が得意ではない人でも安心です。ただし、ガラス張りなので外から見られることがあります。
ベトナムでは、グループで楽しむのが一般的ですが、都市部ではひとりカラオケの需要も高まってきているのかもしれません。カラオケ自体は若者から年配の方まで幅広い年齢層に親しまれています。特に若者の間で人気があり、友人や同僚との集まりでよく利用されています。
市場調査を兼ねて、ホーチミン市内の大型商業施設「Landmark 81」を体験しました。月曜日の昼に体験したのですが、この時間に、しかも外国人が体験するのは珍しいのか、外から複数の視線を感じました。
料金表は時間制で8分間だと30,000 VND(2025年のレートで約180円)、15分間で50,000 VND(約300円)、30分間で100,000 VND(約600円)です。

進む非接触決済ここでも、QR支払い可能

料金は現金で払えるほか、ベトナムで普及の進むQR決済も可能です。現金の場合、お釣りもしっかり出てきました。マイクとヘッドホンが付いていて、2人同時に体験することもできます。
曲名検索や歌手別検索もできる他、国別での検索もでき、日本の歌も選択できました。日本以外もトピックごとにまとまっています。ラインナップはかなり充実していて、はじめは曲名の数字順、あいうえお順に表示されます。「さくら」や「糸」、「津軽海峡冬景色」といった往年の有名ソングはもちろんのこと、「APT.」や「Bling-Bang-Bang-Born」といった最新曲も収録されています。
音程表示や採点機能もありました。ただし、正確ではないようで、音程を外して歌っても「100点」と表示されました。消費カロリーの計算機能はありませんでしたが、途中で音源が止まることはなく、音割れ等もなく快適でした。日本語検索のほか、英語、ベトナム語、韓国語、ロシア語などの多言語検索が可能。音源はYouTubeから引っ張ってきているようで、これはベトナムではよくあることのようです。


日本には、一部の大学の校歌が収録されたカラオケマシンがある店があります。ベトナムのカラオケに日本の大学の校歌が収録されているはずがありませんので、それでは代わりに国歌なら収録されているかもしれないと思って検索してみました。ただし、他国の国歌は多く収録されていましたが、日本国国歌はありませんでした。
今後、さらに「ヒトカラ」がベトナムで普及するかは不透明ではありますが、このように新しい形で音楽を楽しむ消費者が出てきております。
もしもベトナムで思い切り歌を歌いたい場合には、ぜひ「ヒトカラ」を楽しんでみてください。(インターン生・Sさん)
MAI INTERNATIONALでは、このようなベトナム生活を踏まえた市場調査や販売支援が可能です。是非お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。